トラピスチヌ修道院

img_3880今日は函館市郊外にあるトラピスチヌ修道院を訪ねた。今月2日に訪ねた渡島当別のトラピスト修道院と同じシトー修道会に属していて、修道士がトラピスト、修道女がトラピスチヌと呼ばれている。トラピスト修道院は1896年に創立され、1908年に今の建物となり、トラピスチヌ修道院は1898年に創立され、1913年に今の建物になった。修道生活の基本は祈り、聖なる読書、労働。ここで修道女自ら作っているクッキー、ジャム、ネックレス、ペンダントなど小物を敷地内の売店で売っている。

 

img_3270これは今年6月に立待岬からトラピスチヌ修道院を撮影した画像で、修道院が湯川の街の奥深い場所に佇んでいる様子がよくわかる。

 

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一方これは今日撮った画像。トラピスチヌ修道院が建つ場所から津軽海峡と立待岬、そして遠くに下北半島が薄く見える。太陽のハレーションで空の下がやや薄赤く染まって見える。

 

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フランスのピレネー山脈にあるルルドの洞窟を模したオブジェがある。1858年、14歳のベルナデッタという少女の前に聖母マリアが18回にわたって現れ、祈りと犠牲心を捧げるよう告げられそのとおりにしたら泉が湧き出て、その水で多くの病人が癒されたという。手前でひざまずいて祈っているのがベルナデッタ、天を仰いで祈っているのが聖母マリア。プロテスタント教会にはないマリア信仰がここに色濃く教化されている。

 

dsc_0036建物正面の中心に彫り込められた幼な子イエスと聖母マリアが函館の街を1913年から今もじっと見つめ続けている。

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