
今日、散髪の序でに2,3ヶ月前に行った大手町のニチロビルにあるCafe&Deli MARUSENで昼食を摂ろうと思い、読み残しのある文庫本を持って出掛けた。この店については以前の投稿にも触れているが、私のお気に入りの場所で2年前から数ヶ月に一度程度行くようになった。昭和初期に建てられた建物で、店内はその当時の雰囲気のままであるのと小テーブルが多くあって一人ランチができるのが嬉しい。店内に流れるジュリー・ロンドンの古いレーベルを聴きながら牛すじカレープレートを頂いたあと、ゆっくりと珈琲を呑みながら宮本輝・著「泥の河・蛍川」を読み終えた。
この建物も、聴いていた音楽も、読んでいた小説の背景もおよそ同じ時代くらいだと思うが、私は昭和の雰囲気を漂わせる店でお気に入りのジャズヴォーカルを聴き、食事も美味しく味わい、小説の名手といわれる宮本輝の文章も味わうという贅沢な時間と空間に浸った。
そしてニチロビルを出て、久しぶりに金森赤煉瓦倉庫街に向かった。明日から始まる「はこだてクリスマスファンタジー」の準備が進み、大きなクリスマスツリーが飾られていた。明日の夜はきっと大勢の人々がイヴェントを愉しみにこの場所に集まって賑わうことだろう。
赤煉瓦倉庫街の店内を歩きながらなんとなく眺めていたら、印度綿の布が眼についた。弓道着を包む風呂敷が小さくて我慢していたところだったが、大きさも色具合もいいと思い2枚買った。印度のニューデリーに近いウッタルプラデシュ州のイワタ村で作られている手紡ぎの綿布で、手触りもよくすぐに気に入った。何しろ買いやすい値段が嬉しい。ウッタルプラデシュ州はネパールに隣接し、建築家ル・コルビュジエが都市計画を手がけた印度の都市チャンディガールにも近い。40数年前に印度とネパールへ建築視察旅行に行ったこともあり、とても親近感を感じる。
小雪が舞ったり、晴れたりの今日だったが、とても充実した半日を過ごすことができた。