10月の元町周辺

最近なんとなく鬱々とした毎日だった。今日も散歩をすることにも臆していたが何とか気持ちを追い立てて元町周辺を歩いてみることにした。

ともえ大橋の下から元町へ向かう。
ともえ大橋の下から元町へ向かう。
青函連絡船記念館の摩周丸前から元町の街並みをみる。正面に八幡坂が見える。
青函連絡船記念館の摩周丸前から元町の街並みをみる。正面に八幡坂が見える。
緑の島から赤煉瓦倉庫群をみる。
緑の島から赤煉瓦倉庫群をみる。
緑の島から摩周丸がみえる。
緑の島から摩周丸がみえる。
緑の島で珍しい葉裏が白い植物があった。調べてみるとポプラ科のギンドロという植物らしい。海風でひらひらと輝くようだった。
緑の島で珍しい葉裏が白い植物があった。調べてみるとポプラ科のギンドロという植物らしい。海風でひらひらと輝くようだった。
緑の島のススキが海風にゆらゆら揺られていた。もう秋である。
緑の島のススキが海風にゆらゆら揺られていた。もう秋である。
緑の島の終わりかけの赤詰草に夕陽が差し込む。
緑の島の終わりかけの赤詰草に夕陽が差し込む。
緑の島には幾度も来ているのにこのモニュメントに初めて気がついた。説明では2009年に設置されていて、太宰治の小説「思い出」の中の一節の“赤い絲”のイメージのモニュメントらしい。この太宰治の「思い出」は文庫本「晩年」にあった。多分50年位前に読んだ記憶がある。意識過剰の少年期の太宰と自分が重なって苦い思いが喉から滲んでくる。
緑の島には幾度も来ているのに今日このモニュメントに初めて気がついた。説明では2009年に設置されていて、太宰治の小説「思い出」の一節にある“赤い絲”のイメージで造られたモニュメントらしい。この太宰治の「思い出」は文庫本「晩年」の中にあって、50年位前に読んだ記憶がある。意識過剰の少年期の太宰と自分が重なって苦い思いが喉から滲んでくる。
八幡坂まで足を伸ばした。小雨が降ってきて、石畳をしっとり濡らす。街に少しずつ明かりが灯りだす。
八幡坂まで足を伸ばした。小雨が降ってきて、石畳をしっとり濡らす。日が暮れて街に少しずつ明かりが灯りだす。
赤煉瓦倉庫群にも明かりが灯る。
赤煉瓦倉庫群にも明かりが灯る。

今日は久しぶりに散歩をした。少し気分が軽くなったように感じる。これから函館も秋が深まり、やがて寒い冬を迎える。

 

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