函館俯瞰

函館俯瞰
函館俯瞰

昨年6月に函館を旅客機から携帯端末で撮った画像である。このような角度で俯瞰すると函館の地形が新鮮に見える。

函館山はもともと孤島であった。北海道新聞社刊「自然ガイド函館山」によると約100万年前に活動していた海底火山で溶岩などが噴出したものの上にさらに何度も噴火を繰り返してできた島で、その厚さが300m以上になったという。寒川火山噴出層、立待岬火山噴出層、千畳敷集塊岩、高竜寺山溶岩、御殿山溶岩が今の函館山の原型となり、永い時間を経て海流や風雨で浸食された土砂が堆積して砂州ができて約5000年前に渡島半島と陸続きになった陸繋島である。

函館山には登山ルートがいくつもあって、もう殆どのコースを使って登った。まだ冬の時期は登っていないが、春、夏、秋の登山は色んな植物や鳥の鳴き声を楽しむことができる。植物は約600種、そのうち樹木は約135種、野鳥は約150種、また爬虫類や両生類も確認されているという。また、敵艦をどこからでも監視できる観測所や砲台などの要塞施設跡がいまも函館山にある。この要塞施設があったため一般市民が函館山に登山を禁止されていたことで豊かな自然が保つことができた。それ以上に地球の営みから生まれた函館山の自然の恵みに感謝したいと思う。

まだまだ2月、雪が溶けて新緑の季節になるのが待ち遠しい。

2件のコメント

  1. まさに、函館のシンボルとしての函館山。市民としては生まれた時から市内のどこからでも見える 目印として有った山。山といっても標高334mで丘と言っても良いくらいの市民の憩いの所でもある。今ではどうか解らないが小学校の時の遠足地でもあった。高校の同期会が函館山の頂上のレストランで毎年開かれている。夕方暮れなずむ景色を見ながらワインを飲み酔っていく自分でない自分にしたっていく、もうすぐ春が来る。来たら又、この気分にしたりに行こう。

    1. 函館山の隆起がなければ函館というの街もなかったわけだから、確かに函館山は函館のシンボルですね。

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