
今日は七夕の日。
〜竹に短冊七夕祭り おおいに祝おう ロウソク一本ちょうだいな〜
子ども達が愛くるしい声で唄いながら中島廉売を歩き回ってそれぞれのお店からお菓子を一杯もらう。私たちが子どもの頃は空き缶に針金を通してロウソクに火を灯して歩き回ってロウソクを一杯もらった覚えがある。1855年(安政2年)の函館風俗書にはロウソクのことには触れていないが、七夕に子ども達が灯籠を持ち、柳の枝に五色の短冊をつけ、笛や太鼓を鳴らして歩いたと書かれているという。
なぜロウソクもらいの風習があったかは定かではないが、青森のねぶたの習わしから来ているという説がある。ねぶたの明かりにロウソクが使われていて子ども達がロウソクをもらって歩いていたらしい。だとしたらお隣の青森の風習が函館にも同じようにあるのも面白い。
ハロインのお祭りでも子ども達が町を歩き回ってお菓子をもらうのだから、函館の子ども達は年に二度お菓子をもらいに歩く楽しみがあることになる。
七夕の日には子ども達の愛くるしい唄声が元気に響くようにこの風習がいつまでも続いてほしい。
子供たちの減少で今や余り見られなくなった風情のある函館の七夕の風物詩である。
先日、知り合いのご年配の札幌のご婦人からハガキをいただき、その方によると転勤で函館に住んで居たときにこの七夕の風習にびっくりされたとか、確かに函館だけかもしれない。
又、お盆も七月に行う、これは事情があって七月になったと聞いているが東京と函館だけと聞いている。函館のなんとも懐かしい一コマである。
ほんとうに函館の貴重な風物詩ですね。
少子化ですが永く伝えていってもらいたいものです。