行灯

仕事をしていたときに4つ、函館に移ってから5つの行灯照明を作った。LED電球とソケットとコードはホームセンター、基材は100円均一の店で探して作った。和紙は東急ハンズで手に入れた残りを函館にも持って来て全部使ってしまったのでもう作っていない。自己流のものなので専門家からみれば珍奇な行灯だとは思うが、下手なりに暗い部屋でぽつりと灯すとそれなりの雰囲気がでる。

そういえば、若いときに谷崎潤一郎の「陰翳礼賛」をよく読んだ。日本家屋のもつ「美」を谷崎の感性で綴った随筆で何度読んでもなるほどと頷いてしまう。もしかしたら快適で便利な住環境に慣れてしまっていると日本特有の「美」を忘れてしまっているのではないだろうか。しばらく読んでいなかったのでまた読みたくなった。

 

4件のコメント

  1. 行灯 いいですね。さすが芸術家。巧いです。上段の右端、下段の真ん中の行灯が個人的には好きな作品です。部屋の灯り消して冷や酒飲んで、いいね。飲む方にばかりいってスイマセン。材料なくなったとの事残念です。別の何か作ってみて下さい。では又  裕士 

    1. 芸術家だなんて、芸術家が噴飯します。^_^
      部屋の照明を消して行灯で一杯とは、なるほど、いいですね〜!
      違うものをとは、、、、今度会ったら相談します。^_^

  2. 行灯。うちの奥さんと一緒に見ました。びっくりしていました。文章も長けていて
    だんなの私と比較していました。私と比較をされても何ともコメントのしようが
    ありません。只、なんとなく誇らしく思いました。
    又、酒を飲んで話の種が増えました。                冨野

    1. いやいや恐れ入りますと同時に恥ずかしいくらいです。またお会いして楽しく飲みましょう!

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