無印良品店で手にとった本、「とにかく、おいしい珈琲が飲みたい」を読んだ。著者は中川ワニ・京子ご夫妻、ワニさんは1964年生まれ、画家・焙煎人で珈琲教室やジャズのお話会をされ、京子さんは1972年生まれ、小鳥オブジェ作家とのこと。
この本はワニさんがとにかく珈琲が大好き、珈琲が好きでもなかった京子さんがワニさんの影響で珈琲に魅せられていったことなど肩ひじの張らない文章とイラストで書かれている。
数多ある珈琲の本は技術的で専門的な内容が多いが、ご夫妻の日々の暮らしを通してワニさんなりのそして京子さんなりのおいしい珈琲をご自分たちなりのペースで探求される心意気が手に取るように感じられる本である。
私のように適度にというか自分なりに珈琲が好きだという人に共感できる本で、正に自分で淹れた珈琲を飲みながら読むと心地の良くなる本だった。