西埠頭

昨日夕方に西埠頭付近を歩いた。

夕暮れの西埠頭
夕暮れの西埠頭

西埠頭は北洋サケマス漁業が盛んだったころ、画像のカモメがいるあたりは岸壁になっていて西浜岸壁といっていた。しかし1977年のいわゆる米ソによる200海里漁業専管水域設定により大幅に漁獲量が減って北洋サケマス漁業で潤っていた函館の経済はいまは観光が中心になっている。

 

西埠頭で釣り人たち
西埠頭の釣り人たち

この時間にのんびりと釣りをしている人は他の埠頭にも結構いる。「前は色んな魚が釣れたけど東日本大震災が起きてからさっぱり釣れなくなった、地震の影響があると思うよ。」と話していた。

 

西埠頭のイカ釣り船
西埠頭のイカ釣り船

集魚灯を沢山搭載したイカ釣り船が日が明ける前に津軽海峡へ出て行く。ここのところだいぶイカの漁獲量が少なくなって、函館のイカ加工会社は大きなダメージを受けているようである。

 

高速フェリー
高速船

大きな高速船が停泊していた。以前は民間船舶会社が青函航路の高速船として経営していたが、防衛庁がこの民間船舶会社に委託してPFI事業船舶となっている。この高速船には予備自衛官が中心に乗船して災害発生などの有事に投入できるように体制を維持しているようである。遠くには海上自衛艦が函館ドックに停泊していた。

 

箱館丸
箱館丸

幕末の箱館奉行所が1857年に建造した箱館丸を1988年に復元した。当時の箱館丸は続豊治という船大工による西洋式帆船で榎本武揚が中心になって航海練習船、測量船として使われていたという。1869年に樺太停泊中に暴風雨で大破して処分された。復元した箱館丸を仰ぎ見ると、当時の技術の素晴らしさを改めて感じるばかりである。

 

大町の船溜まり
大町の船溜まり

ヨット愛好家が利用するこじんまりした船溜まりが大町にある。風情があって私のお気に入りの場所のひとつである。

 

緑の島から西埠頭をみる
緑の島から西埠頭をみる
緑の島からみる函館山
緑の島からみる函館山
緑の島から金森赤煉瓦倉庫群をみる
緑の島から金森赤煉瓦倉庫群をみる

西埠頭の傍に人工の島、緑の島がある。ここを散歩すると函館湾を360度ぐるりと見ることができる。釣りを楽しむ人、ジョギングをする人ぐらいで観光客もあまり見かけない静かで綺麗な場所である。

 

大町で見る三日月
大町で見えた三日月
大町地区泊地護岸の遊歩道
大町地区泊地護岸の遊歩道

まだ自由に海外に渡ることが禁じられていた時代の1864年に新島襄がアメリカに渡るために密かに渡航した場所でその碑もここにある。この場所も人がほとんど少なく私の好きな場所である。

 

東浜桟橋(旧桟橋)
東浜桟橋(旧桟橋)

明治維新後、本州から北海道に到着する最初の場所がこの東浜桟橋で北海道第一歩の地として碑もある。1907年、石川啄木が妹・光子と函館の地に着いたのはここから少し離れた函館駅側の鉄道桟橋であった。生活の目処がたったその数ヶ月後に啄木の妻・節子と娘・京子がここ東浜桟橋に着き啄木が出迎え函館での生活が始まる。しかし大火によって勤務先の弥生尋常小学校と函館日々新聞社が焼失し、札幌へ移る。結局、函館の滞在期間は132日間であったが、啄木にとっては文学友人との濃密で凝縮した交友は意義ある132日間であった。函館で詠んだ歌は60首あまり、故郷である岩手県渋谷村に次ぐ歌の数であるという。

2件のコメント

  1. 久しぶりです。ブログいつも見てます。晴耕雨読(晴れの日の函館散策、函館探訪、雨の日は読書し、その書籍の紹介等のブログ書き込み)を実践してますね。尊敬します。函館の西部地区は歴史が沢山埋まってますね。北洋漁業が盛んだった時、函館山から見る北洋漁業船団の出港風景は、壮観でした。いまでもはっきりと思い出されます。大門の繁華街では「北洋さん」といって賑わったようです。青函連絡船が廃止され、青函トンネルの開通を記念して「青函博覧会」が函館ドック周辺で開催され、パンダ が来たけど見れずがっかり・・・
    緑の島では、Jリーグが始まった当時、「千葉・ユナイッテド市原」のスター選手 リトバルスーのサッカースクールや、捕鯨船が寄港して船内を一般公開し、クジラ関連の商品の即売会が開催されたり、函館出身のロックグループ「グレイ」のコンサートが二日間開かれ約五万人集まって盛況でした。西部地区も人口減が著しく往年の賑やかさが無くなってきて、寂しいかぎりです。小学校も幸小学校、常磐小学校と二校ありましたが、統合して西小学校になり、今後西小学校、弥生小学校、青柳小学校を統合する計画(ほぼ決定)が進んでるようです。西部地区の活性化をするため種々活動してるようです。人が増える特効薬は?・・・
    ブログ見て、思い出したこと綴りました。裕士

    1. コメントありがとうございます。
      西埠頭周辺は好きな場所のひとつです。その歴史は函館の発展そのものでしたね。緑の島は色んなイベントで使われているんですね、普段は静かで本をゆっくり読むのにとてもいいところだと思いました。

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