昨日は函館駅、朝市、水産市場、旧金森倉庫など市内でも観光客が多く訪れる場所にある豊川埠頭周辺を歩いた。
函館駅は青森方面と函館本線道内方面の発着列車の起点であり、構内に待機する各駅列車、急行列車、特急列車を見ることができる。
函館港には青函連絡船として活躍した摩周丸が停泊していて船中を見学することができる。青函トンネルが開通する以前、青函連絡船は本州と北海道を結ぶ大切な物流機能を担っていた。鉄道車両を青函連絡船から出し入れするために青函連絡船と鉄路の間に可動橋が設けられていた。その可動橋を移動させるクレーンがここに遺されている。
豊川埠頭には水産物の卸売市場があり、卸売業者の方、仲買人、買受人が早朝から競りで活気づく。2階には食堂もあり一般の人も自由に利用することができる。お昼にとても安くて美味しい塩ラーメンを食べた。
函館水産物地方卸売市場前の豊川埠頭には多くのイカ釣り船が停泊をしていた。
この煉瓦造の金森倉庫群は明治20年頃金森洋物店創業者渡邉熊四郎が建てた。昭和に入ってからは北洋漁業が下火になり衰退していった。
今は、商業建築群としてリニューアルされて久しく、函館の観光スポットのひとつとなっている。
旧金森倉庫前の太鼓橋の先には船溜まりがある。もしこの風情のある太鼓橋がなかったとしたら、きっとこの辺りの雰囲気は違ったものになっただろうと思う。
商業施設のある西波止場の前でのんびり佇むカモメ。
豊川埠頭は漁船の陸揚げ基地としての機能を持ち、函館市民の食の供給と函館の水産加工産業を支えるとても重要な埠頭である。
豊川埠頭の広場では男の子がお父さんと一緒に自転車の練習をしていた。
この日はとてもいい天気、豊川埠頭のゆったりと流れる時間を愉しんだ。