今日は亀田川の上流エリアまで自転車で行き、周辺を歩いた。
亀田川の中流から上流にかけては川沿いに歩けないところが多い。今日は幹線道路から赤川にある笹流ダムを目標に亀田川に着いた。さすがに傾斜地のこの辺まで来ると流れが速く水質も綺麗である。ここからさらに上流に向かうと新中野ダムに流れる亀田川の源流に至る。
亀田川の橋を渡ると笹流ダムの姿が現れる。広場に咲く桜はもう満開、緑の芝生に桜色がよく映える。
笹流ダムは工期短縮、工費縮減の検討の末、扶壁式ダム別名バットレスダムという工法によって1923年12月に完成した。その後堤体の老朽化が進み1985年3月に改修され今の姿になった。なお笹流ダムは日本初のバットレスダムであり、2001年に土木学会選奨土木遺産に、2009年に経済産業省の近代産業遺産に認定されている。
アーチ部に近づいてバットレス工法の構造をみる。力強く迫力のある構造を感じさせる。
笹流ダムは函館市民の水道水源のために笹流川と亀田川から水を取り込んで貯水しているダムである。満々と湛えた水は深い蒼さで佇み函館市民の暮らしを潤す。
笹流ダムから1km足らずの所にはこだて未来大学がある。この大学は設計競技で選ばれた山本理顕氏の案で設計されている。緩やかな傾斜地に大きなガラスの空間を置き、傾斜に合わせるように床を段状に配置して各学科の教室をオープンに開放するという斬新なコンセプトである。周辺の自然を視覚的に建物の中に取り込む気持ちのよい空間になっている。
大学のキャンパスからは函館山がオブジェのように観ることができる。
はこだて未来大学に隣接している道南四季の杜公園に寄った。ヒースガーデンでは春の花々が美しく咲きほころぶ。
四季の杜公園から函館市街が広く望める。また左側には下北半島が、そして右側には松前半島が海の遠く向こうに観ることができる。
五月に入り函館も穏やかな日が続いています。サイクリングで新緑の郊外を巡り昔から見られた所、新しく一変した所、写真で比較して昔日の思いで見ていました。剛君のブログを見ていると、晴耕雨読の読書三昧、天気が良ければウオーキング、サイクリングと気ままな、贅沢な生活ぶりが見られます。これからもこの生活リズムで楽しく行きましょう。たまに盃を酌み交わしながら世界観を語りましょう。
コメントありがとうございます。
さしたる世界観など持ち合わせていませんが、なにしろ楽しいことは好きです。
でも身体が動ける間は元気でいたいのですが、どうなりますやら。
また楽しく吞みましょう。