ここ数日は吹雪が続いていたが、今日は朝からいい天気になったので散歩に出掛けた。
上の画像は五稜郭交差点に建つ複合商業ビルのシエスタから撮影しているが、今年は記録的な積雪量で歩道に積み上げた雪が人の胸程の高さになっている。市内の雪捨場も満杯で封鎖されるほどで市民の生活も難儀している。
少し遅めのお昼にこのビルの地下でカレーライスをオーダーした。昔、函館駅前にあった店が３６年ぶりにシエスタの地下で営業しているキングカレーである。トンカツ、福神漬け、キャベツのピクルスをのせてもらって食べた。昔懐かしい味が口の中に広がる。
函館市北洋資料館に立ち寄った。ここは１９２９年(昭和４)から１９８８年(昭和６３)まで母船式サケ・マス漁の基地であった函館と北洋の漁場との歴史を視覚的に分かりやすく展示している施設だった。函館と北洋は１８５５年(安政２)に幕府が箱館に奉行所を置いて樺太沿岸の漁業からの関わりだったという。「昔の北方漁業」「北洋漁業の歩み」「２００海里時代とこれからの漁業」という３つのテーマで興味深く観ることができる展示だった。
外に出ると冷たい空気が身を包む。圧雪の道をキュッキュッと鳴らしながら家に帰った。