函館湾には有川埠頭、北埠頭、万代埠頭、中央埠頭、豊川埠頭、西埠頭というフェリー、貨物船、客船などが接岸する場所がある。今日は北埠頭を歩いてみた。
少し肌寒い曇り空の函館湾を鴨が群れて浮いて遊ぶ。
食品会社の貯蔵タンクだが何が貯蔵されているのか外観からはわからない。とてもシュールな空間を感じる。
北埠頭には色々なものを運搬する貨物船が停泊する。石材が積まれた隙間から見える函館山は寒そうに雲に霞んでいた。
函館湾に着くフェリーは函館フェリーターミナルと青函フェリーターミナルの2カ所ある。この船は青函フェリーターミナル着の船である。20数年前に東京〜函館間を数回車で往来したことがある。青森まで運転して疲れて、このフェリーに車を載せて客室で一休みをしてほっとするあの感じを今も思い出す。
暗く厚い雲が空を覆う函館湾。貨物船やフェリー船で働く人たちを横目に静かに二羽のウミネコが岸壁に佇む。
函館ドックという大きな造船会社があるが、他にもいくつか造船会社がある。そのひとつが北埠頭にもある。2隻の大きな船が船底を露にして修繕作業中であった。近くで観るととても迫力がある。
函館湾の埠頭を歩くと函館らしい雰囲気を存分に味わうことができる。また散歩の愉しみが増える。