昨日、友人と4人で松前日帰りバスツァーを愉しんだ。函館駅前から出発してまず最初は知内の道の駅に寄った。道の駅の展望台からは松前町と上ノ国町の境に聳える標高1072メートルの千軒岳、そして青函トンネルの出口がみえた。
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次に北海道最南端に位置する白神岬に寄った。この地点から右側が日本海、左側が津軽海峡ということになっているらしい。ちなみに恵山岬の右側が津軽海峡、左側が太平洋だという。
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いよいよ松前町に到着。松前城の桜は交配による新種の桜が多く、種類によっては咲き具合もまちまちでまだ芽吹きはじめの桜もあったものの染井吉野桜は満開で真っ白な松前城によく映えてとても綺麗だった。
また、松前城内に入って日本海を眺めると松前藩が北方攻撃のために防備した当時のことが偲ばれた。城内では松前藩の資料が展示されている。藩家老の蠣崎波響筆画による夷酋劣像特別公開も催されていてとても見応えがあった。
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松前城周辺には松前藩由来の名刹も多くなかなか雰囲気がある。曹洞宗法幢寺(ほうどうじ)には松前藩主松前家墓所がある。石造の屋形覆屋式の墓に興味が湧いた。徳川幕府の藩主家の墓はみんなこのような形式になっているのだろうか。
浄土宗光善寺には血脈桜という樹齢300年のサトザクラ(高さ8m、東西17m)がある。宝暦年間(1751~1763)、乙女の姿を借りた桜の精が住職の枕元に現れ、「私は近々死ぬ身です、どうぞ血脈(亡くなった人が仏になれるようにお坊さんが与える書付)をお授けください」と懇願して血脈を授けられたという伝説にちなんだ桜だそうである。
光善寺で檀家の女性と楽しい会話をした。93歳というこの女性の若々しいお元気な姿に励まされる思いだった。
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松前城は杉林、竹林、美しい花々など豊かな自然に囲まれている。中には北国には珍しい白いタンポポが黄色いタンポポと共存して咲いていた。
そして松前町日本海側の通りの町並みはかつての城下町の雰囲気を大切にしたまちづくりを感じさせる。
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帰りは福島町の吉岡温泉ゆとらぎ館で気持ちよく汗を流し、木古内道の駅に立ち寄って函館駅に着いた。最後は打ち上げと称して津軽屋食堂で一杯飲って散会した。今回の日帰りバスツァーに誘ってくれた友人、同行してくれた友人に感謝する一日だった。
今年の花見も友人達と思い出に残る楽しい一日でした。函館から近くにありながら、足が遠のいていた松前でしたが、北海道唯一の城下町でなかなか風情の有る街並みで桜も見ごたえがありました。帰りには恒例となった津軽屋食堂でビールと煮魚、焼き魚で乾杯しました。
この年になると酒を酌み交わして花を愛でるのが楽しいとは思ってもいませんでした。
付き合ってくれた友人達に改めて乾杯。
昨日はお陰様で楽しい一日を過ごすことができました、本当にありがとうございます。
今年は、松前で花見を楽しむ事が出来ました。仕事では松前に行ってましたが、観光で訪れる松前は初めてだったので、多彩な種類の桜、松前公園、松前城、お寺、城下町通りetc新鮮でした。天候にも恵まれ、旨い酒も飲み、資料館で松前の歴史を辿る事が出来、いい一日を過ごす事が出来ました。吉岡温泉でさっぱりし、恒例になった?津軽屋食堂で冷えたビールで打ち上げし、散会、満足の一日でした。企画してくれた友人、集まってくれた友人達に感謝です。裕士
知内、松前のことを分からないところをよく案内して頂きました、お陰様でより楽しむことができました。ありがとうございました。