昨夕、万代埠頭と中央埠頭を歩いた。
夕暮れの万代埠頭では釣り人が敢えてこの時間を狙って来て釣りを愉しむ。
万代埠頭に停泊する船舶と倉庫。この船は江差港〜奥尻港間と瀬棚港〜奥尻港間を往来するフェリーだったが先月末でそのお役目終えて売船される予定である。私はこのような味わいのある風景も函館という街の魅力だと思う。
中央埠頭の造船所ではイカ釣り漁船をメンテナンスしていた。最近はイカの収穫量が段々少なくなっているという。
JR函館駅構内にある函館運輸所は鉄道車両の停泊や整備、列車の組成をするための車両基地である。函館は船舶にとっても鉄道車両にとっても重要な場所であることがよくわかる。
中央埠頭に隣接して風波を避けるために一時的に停泊できる船溜りがある。その船溜りの接岸タイヤに一羽のカモメが佇む。
夕暮れになった中央埠頭。運搬船の明かりがひときわ明るい。
すっかり夕陽が落ちて、ともえ大橋に上がって函館港を一望する。昔はもっと多くの船舶がこの港にひしめいていた。その様子を思い浮かべながらしばし眺めた。