このブログで2年前から沖縄戦終結の日に「沖縄戦終結の日から73年」、「沖縄のこと」と沖縄について書いてきた。今日も沖縄全戦没者追悼式が行われたが新型コロナウイルスの影響を考慮して県内の招待者だけの静かな追悼式となったようである。様々なメディアでもこの追悼式が小さな報道となった印象があって新型コロナウイルスの影響で戦争の記憶を伝えていくことの難しさを感じる。だからという訳ではないが沖縄戦終結の今日も少し触れてみたいと思う。
今朝、沖縄県南風原(はえばる)町にある戦争遺構のガマ或いはマヤーアブと呼ばれる地下壕の報道があった。深さ約20メートル、奥行き約30メートルで当時の町民約200名の避難場所だった。米軍の艦砲射撃が続き、40〜50日の間、日中はずっと身を潜めていなければならない。地下壕の中では高齢者や病気の人や泣き叫ぶ赤ちゃんを抱く母親は周囲の目に身の置き所がないなど過酷な状態だったと思う、他の人々でも過酷だったに違いなく、一体どんな気持ちで身を潜めていただろう。
そして、日本兵からこのガマを陣地に使うから出て行くように命じられたという。身を潜めていた人々は外に出され、砲弾が降り注ぐ前線に晒される。僅かに草木に身を隠しても火炎砲で焼き払われ多くの人々が亡くなったという。
戦後、子どもたちの平和学習のためにガマの中で語り部が当時の戦争の悲惨さを伝えていく貴重な場だった。しかし75年が経った現在、ガマは天井の崩落の危険から内部立ち入りが禁止されている。補修工事には費用面、技術面でなかなか難しいものの、住民の方々はなんとか補修をして平和学習の場として再利用の実現の方途を探っているという。沖縄には戦争遺構としてのガマや壕が約1,600箇所あってそのうち約300箇所が崩壊、埋没していて現存の確認ができていないようである。
一方、ひめゆり平和祈念資料館では、訪れた若い世代から当時の写真が馴染めない、説明の言葉が難しくて理解できないなどの意見が多くなっていて、資料の展示のやりかたを検討しているが、新型コロナウイルス感染で入場の方法も検討しなければならず、戦争の悲惨さを伝えることの難しさを抱えているという。
新型コロナウイルスの影響で沖縄全戦没者追悼式が大きく報道されないことや、ガマや壕などの戦争遺構の保全が危ぶまれるなど、沖縄戦を語り伝えることの難しさを感じる。しかし今日の沖縄全戦没者追悼式で首里高校3年の高良朱香音さんが朗読した「平和の詩」に胸が打たれると同時に希望も感じることができた。
考えさせられる記事でした。
デモ、希望ありですね。
私が現在の沖縄を最も危惧しているのは
沖縄に是が非でも中共が入り込もうとしている事実とチュチェ思想を蔓延させ様としている左派系日本人、韓人、中共です。沖縄独立を目指していても叶わない夢と思いますが、もしその夢が叶ったとして何処が沖縄を守るのでしょう?中共が入って来たら、沖縄の男性は静かに皆殺し、
チベットで経験済みでしょうに。